石橋秀仁(zerobase)書き散らす

まじめなブログは別にあります→ja.ishibashihideto.net

Entries from 2013-01-01 to 1 year

茶会人訪問というOB訪問マッチングサイトで遠隔地からのSkype面談依頼を受けました

大学三年生の夏休みは「就活前哨戦」という感じですよねえ。 茶会人訪問というサイト(うちで運営してるのですが)上で「OB訪問依頼」を受けました。今シーズン初めて。 茶会人訪問上の私のプロフィール 「2012年卒」就活シーズンからやっているので、4シー…

Macのフォントパネルは、ちょっと不親切

Windows Storeが「最もオープンなプラットフォーム」としてネイティブアプリよりもPackaged Web Apps(ガワネイティブ)を推していく可能性

MicrosoftがWindows Storeを成功させる道筋として、C#製のネイティブアプリより、HTML+JS製のPackaged Web Apps ^1 (ガワネイティブアプリ)を推していく道筋がありそうです。 (未来予測ではなくて、期待です。物語的に面白い展開への期待) 後発で相対的…

ドメイン駆動設計とUI設計の関係についての現時点の考え

ドメイン駆動設計(DDD)的にはUI設計はどうでもいいかもしれない。 利用者体験(UX)的にはどうでもよくないけど。 「ドメイン駆動設計(DDD)的にはUI設計はどうでもいい」への反論として、「UI設計とユースケースが要件定義でもあるのだから、それによっ…

「人は中身が9割」の時代とは、要するに「情報化時代」のことだ

人間が存在する場所としての情報空間の存在感が増し、物質空間の存在感が減る。情報空間と物質空間の、それぞれにおける服飾の在り方も変わる。だから情報空間における「スタイル」が自己表現においてますます重要になる。「人は中身が9割」の時代とは、要す…

デザイン・ファームが事業会社に提供できる価値の中核

〔ここでの「デザイン・ファーム」が指す対象は、ある程度狭いことをお断りしておく。ではどういうファームを指しているのかは、まあ普通に読めば分かるはずです〕 『戦略コンサルティングの次にやってくる「頭脳」は?』という記事では、「frog designのエ…

スタートアップにデザイナーがコミットする時代になってきた

「ネットプライスがVCではなく事業会社の立場からベンチャー育成」という記事を見て「ふーん」と思ってたけど、このビールに合いそうなBeenosっていう名前のプロジェクトには山本郁也さんがジョインしてるのかー。これは気になる。「一番優秀な起業家に選ば…

ウェブ業界人よ「開発者ですか?」「いいえ、デザイナーです」というやりとりをやめてくれないか?

「開発者ですか?」「いいえ、デザイナーです」っていうやり取りするのをやめてもらえませんか? デザイナーも開発者でしょ? 裏返せば「開発者」と「エンジニア」を同義語扱いするのがおかしい。 UIデザイナーなら「はい、開発者です。おもにUIデザインをし…

無限の情報と有限の記録

ぼくの情報観を書き留めておく。 情報が存在するのに人間は必要ない。情報は人間とは無関係に存在している。生命が生まれる前から宇宙に情報は存在したのだから。 何かの情報がある。それが記録される。記録には媒体と表現形式がある。記録媒体に書き込まれ…

ウェブ・デザインの必須要件はアクセシビリティだ

ウェブ・デザインにおけるテキスト・コンテンツの重要性と、神田昌典的なダイレクト・マーケティングやコピー・ライティング』の視点を変えてみれば、アクセシビリティ(accessibility)こそ重要だということでもある。 このブログもMarkdownで書いて、シンプ…

ウェブ・デザインにおけるテキスト・コンテンツの重要性と、神田昌典的なダイレクト・マーケティングやコピー・ライティング

Words (This is a web page)(その日本語訳)がシェアされている。ウェブ・デザインの装飾よりも大事なのはコンテンツだ。コンテンツとは特に文章のことだ。そのことを思い起こさせてくれる良い記事だ。 著者のJustin Jacksonは、こう追記している: This po…

ソフトウェア開発とドメイン駆動設計と概念操作と分析哲学と

「妄言」と思われそうなことですが、書き散らしてみます: 言葉の意味は文脈により変わる。エンジニアのなかには、これを「忘れた」人がいる。知らないのではない。生得的な言語能力を工学教育で矯正・忘却。典型例は、あらゆる場面で、ISO/JIS等の定義通りの…

第1回SEMATカーネル勉強会で考えた状態指向とプロセス指向のギャップ

第1回SEMATカーネル勉強会に参加しました。 SEMATカーネルとは、SEMATというプロジェクトの核(kernel) SEMATとは、ソフトウェア工学(software engineering)を「再建」しようとする試み 詳細は省略しますので、平鍋氏の『SEMAT.org にて「ソフトウェア工学再…

情報的アフォーダンス

『アフォーダンスからシグニファイアへ - A Successful Failure』で解説されているように、ドナルド・ノーマン(Donald Norman)が『誰のためのデザイン?』に著した「アフォーダンス」(affordance)理解には問題があり、批判された。その批判を受けて、ノーマ…

ITアーキテクトとインフォメーション・アーキテクト

今日はITアーキテクトのイベント「第1回SEMATカーネル勉強会」に参加してきました。 で、「インフォメーション・アーキテクト兼ITアーキテクト」のぼくとしては、この両者をつなぎたいといつも思っておりまして、今日は「インフォメーション・アーキテクト」…

「HCD/UXに理解のある顧客(施主)」だけ相手に仕事をするのはラクかもしれないが

HCD/UX関連の専門家、なかでもarchitectと名乗る人(例えば情報建築家 information architect)は、自分と同じような前提条件を共有する相手(つまりHCD/UXコミュニティ界隈の相手)とだけ話が通じるようではいけない。 あらゆる相手にあわせて融通無碍に言…

Mac OS X 10.8 Mountain LionのMission Controlにはもう一つ上の構造が必要だった

MacBook Pro Retina 15" で全アプリをfull screenで利用しはじめたら、とても快適だ。 ちなみに今やっている作業はDiscover MeteorというMeteorプログラミングの入門書(ウェブページ)を読みながら写経して学習するというもので、左から - Chrome: Discover…

【紹介】『生命は情報処理である〜分子からグローバル・システムまで〜』 / Living is Information Processing: From Molecules to Global Systems

Philosophy of Information(情報の哲学)の権威であるL. Floridiの最新の文章 Living is Information Processing: From Molecules to Global Systems 『生命は情報処理である〜分子からグローバル・システムまで〜』が面白そう。Abstractだけ読んだ。おそら…

GUIとスクロール

(思いつきメモ) GUIとしてのHTMLの問題は、画面サイズからはみ出すとスクロールすること。スクローラブルUI部品を配置したとき、画面自体のスクロールと入れ子になって、スクロール操作がユーザビリティ的に破綻する。 解決策として、固定高ウィンドウから…

WORKSIGHT ミニセミナー at MOV on May 22, 2013

【5/21(火)、5/22(水)ミニ・セミナーのお知らせ】... - WORKSIGHT ワークサイト -働くしくみと空間をつくるマガジン- 【5/21(火)、5/22(水)ミニ・セミナーのお知らせ】 オフィスに対して意識高く取り組んでいる企業は、一目見てわかる空間デザインだけ…

Google+ のパーマリンクを Facebook でシェアしてもメタデータが取れないの、ズルくない?

Google+ コンテンツ[1]を Facebook でシェアしてもメタ情報が異常[2]。ソース見て納得。 他者コンテンツに依存する企業理念(「世界中の情報を収集整理する」)を掲げるくせに、他者による自社サービスからの情報収集には悪意的ですか。そうですか。 あるい…

インフォメーション・アーキテクトがデータから紙へ回帰する話(アプリから手帳へ、電子書籍から本棚へ)

データから紙への回帰について。 【手帳】フランクリン・プランナー。10年前の手帳のリフィルを見ていたら、その頃の手帳の習慣は良かったなあと。最近なんでもiPhoneにしてましたけど、紙の手帳に回帰します。『7つの習慣』ですね。自己啓発書とかご無沙汰…

エンド・ユーザー・プログラミングが普及する文脈を考えるときには二種類の「プログラミング」を区別して語らなければならない

【概要】コンピューターの「世界」も「言葉」から成り立っています。コンピューターが出来ることを広げるためには、コンピューターに「言葉」を教える必要があります。それが「プログラミング」です。この意味での「プログラミング」は高度に専門的な作業で…

書かれていない「悪意」を勝手に読み込む、悪意にあふれた人々

『「社長」のつもりで「CEO」と名乗るのはちょっと危険(「CEO」の意味を理解してますか?)』への反応には、色々と考えさせられます。 「ノマド」という言葉を「不毛化」したプロセスが、小規模に再現されているようにも見えます。 件の記事について言えば…

「社長」のつもりで「CEO」と名乗るのはちょっと危険(「CEO」の意味を理解してますか?)

意外とこういう話を聞かないので、ぼくの理解が間違っているかもしれないという前提で、書いてみますが。 概要 ふつう「CEO」という肩書きは米国型のコーポレート・ガバナンス(企業統治)を示唆します。それと異なる統治形態の企業が「CEO」という肩書きを…

ウェブ・サービスの中身をオープンソース化している会社のビジネス・モデル

ウェブ・サービスとして提供しているソフトウェア(SaaS)を、ほぼそのままオープンソースにしている会社があります。面白いビジネス・モデルです。 WordPress.com / WordPress.org by Automattic Chef by Opscode OpenPNE by 手嶋屋 いずれの例も運用・保守…

Makersと地産地消の共通点

最近のMakersムーブメント、とくにArduinoなどの隆盛は、「TK-80」的な「マイコン」ムーブメントに似ています。つまり原点回帰です。むかしは自分でコンピューターをくみ上げていたから、仕組みが分かっていた。 このような原点回帰の背景に、「中身がよく分…

インフォーグ、情報的人間存在

いずれ人類は肉体を捨て情報的存在になる。 そのとき、ごくわずかの人間は肉体を保ち、コンピューターをメンテする技師となる。 それは無私の聖職者か、絶対的支配者か。どのような人が選ばれるのか。 そこに関心がある。 関連情報 情報社会思想とインフォメ…

意見を投稿しましょう>社会保障制度改革国民会議の審議のための意見募集

人任せにしておいて不平だけ言うのって民度が低いと思うんですよね。不満は直接届けるのが民主主義だと思うのです。みんな何かしら投稿しましょうよ。 社会保障制度改革国民会議の審議のための意見募集のフォームから簡単に投稿できますよ。 すごく簡単な内…

情報社会思想とインフォメーション・アーキテクトの関係

(『ブログの作文について』のコメントに対して) 「思想」が今後どうなっていくのか。20世紀までのように言葉や文章のまま流通して社会を変えることは無くなるのではないでしょうか。思想はアーキテクチャに実装されて社会を変えるのではないでしょうか。…