高専には実用的教養科目が必要〜「いかに現代の思想が形成されてきたか」(思想史)の観点から、世界史の各項目をその今日的意義において物語る
ワタクシ高専を出ております。高専にはマトモな人文系教養教育がございませんでした。社会に出てから苦労して独学しました。そんな背景の提言です。
高専には思想史と世界史を絡めて理解するための講義が必要だと考えます。
徹底して実用的な教養を身につけるための講義。文系科目も高専的実学主義です。
要点:
-
文系科目の時間が少ないので哲学と歴史を混ぜる。
-
高専生は大学受験と無縁なので暗記は後回し。ストーリー重視。
-
「いかに現代の思想が形成されてきたか」(思想史)を理解するための歴史。すべてを「今日的な意味」から語る講義。
ゲンロンカフェや朝日カルチャーセンターの講義のような面白い授業をイメージしてます。講師の力が問われるかも。
ポイントは、受験が関係ないんだから、面白くて身につくような講義がいい、ってことです。
さもなくば Massive Open Online Courses (MOOCs) で済まして教師を解雇するほうが有益なわけですしね。ってのは言い過ぎにしても、高専にこそ(話が面白かったり親しみやすかったりという意味で)「優秀」な文系講師が必要だと思います。
以上です。
これも私の文章です→アンビバレントな高専 - zerobase書き散らす