レイヤード・リバタリアン (layered libertarian)
(現時点の社会思想を書いてみた。難しい思想用語はなるべく使わずに。でも面倒くさいのでそこまで丁寧に書いてない。気が向いたらちゃんと書くかもしれない)
リベラルでマッチョな俺様はどう考えてもリバタリアンだった。開き直るしかない。来年に向けて血中リバタリアン濃度が高まってる。このままいくと来年はリバタリアン・イヤーになるな。
自分ではレイヤード・リバタリアン (layered libertarian)だと思ってるけど。造語だけど。もっといいネーミング探してるけど。
所得再分配による格差是正を通じて、日本国憲法第13条的福祉を実現することは、日本の最重要目標の一つだと思っている。だから国民負担率(つまり税金と社会保障費)は欧州並みに上げていい。この点では米国型リバタリアンとは立場を異にする。
福祉の原資は民間で稼ぐしかない。だから経済重視、市場主義。この点では米国型リバタリアンと同じ立場。
だからレイヤード(層化)リバタリアンを名乗る。「激しい競争」で活力がありつつ、競争に乗れなくても尊厳が保てる社会がよい。(近いところで「フレクシキュリティ」っていう言葉もある)
えげつない言い方すると「勝ち組」「負け組」の存在を認め、それぞれの役割に応じた責任や福祉を与える社会。ただし、「勝ち組」「負け組」が流動的で、いつでも入れ替わりうる、という流動性の高い社会がいい。だからこそ(ロールズの「無知のベール」的に)「勝ち組」は「明日は我が身」と思って高い国民負担率を受け入れるし、「負け組」も「一生福祉漬け」にならずにいつでも「勝ち組」になれると思って職業再訓練やリハビリに励んだりできる。
もちろん「負け組」(っていい方はよくないが)のまま生きても恥じることなく尊厳を保てる。たとえば自分に出来る範囲で地域やネットでボランティア活動したり、ネットで創作活動したりで。
そういう社会がいいと思ってる。で、やっぱりそれなりに金がかかる社会だ。だからいまの日本よりは増税するだろう。国民負担率を上げるってのは要するに税・社会保険料・年金保険料のアップだから。
方法論的には「リバタリアン・パターナリズム」ってのもある。似てる。でも、これって社会思想って言えるのかなあ、って思う。なんか「方法論」って感じなんだよね。
なので「レイヤード・リバタリアン」って名乗ってみるテスト。ま、名前は変わると思う。