石橋秀仁(zerobase)書き散らす

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デザイン・パターンなんて批判的に使うものであって、従おうとしてはならない

旧日本軍と同じ失敗を繰り返すだけだ。旧日本軍の統帥綱領は、現場の高級指揮官の自由を奪っていた。


デザイン・パターンに「従おう」とする人間がいると、同じ過ちを繰り返すことになる。


ではなぜ人はデザイン・パターンなどに「従おう」としてしまうのか。


テクスト(エクリチュール)としてオフィシャルな文書に書き込んで〈制度化〉することで、パターンが組織で活用される。


でも、その瞬間から〈権威化〉(不磨の大典化)が始まる。みんなが「従う」ものになる。


だから、自分たちで主体的に「書き換え続けていこう」とはならない。


これは野中『失敗の本質』終章で述べられた問題そのものだ。どうすれば〈自己革新組織〉になれるのか、という問題。

<http://booklog.jp/users/zerobase/archives/1/4122018331>


処方箋は野中氏が書いている。『流れを経営する』の知識創造理論を実践すればいいのだ、というのが私の考えだ。ミドル・アップ・ダウン、フロネティック・リーダーシップ、SECIスパイラル。

<http://booklog.jp/users/zerobase/archives/1/4492521828>


そもそもソフトウェアの世界でデザイン・パターンとアジャイルは密接で、アジャイルと野中郁次郎は密接だから、こんなのいまさら言うまでもないことなのだが。