石橋秀仁(zerobase)書き散らす

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「HCD/UXに理解のある顧客(施主)」だけ相手に仕事をするのはラクかもしれないが

HCD/UX関連の専門家、なかでもarchitectと名乗る人(例えば情報建築家 information architect)は、自分と同じような前提条件を共有する相手(つまりHCD/UXコミュニティ界隈の相手)とだけ話が通じるようではいけない。

あらゆる相手にあわせて融通無碍に言葉を駆使して対話することができれば、HCD/UXの価値の実現可能な領域が広がる。そういう仕事をするのがarchitectだと思います。

HCD/UX関連の専門家の中にも、利用者や顧客(施主)と直接対話することのない技能職の人もいるようです。そういう人はまあどっちでもいいと思います。

「HCD/UXに理解のある顧客(施主)」だけ相手にして仕事をすることについては、ちょっと高い視座から検討しなければならないと思うわけです。 もちろんそういう人がいてもしいし、ぼく自身もどちらかというとそちらが心地よく感じるわけで、難しいところではあります。

要するに、誰かが啓蒙活動をしていかないといけなくて、それは多いほうがいいので、よっぽど苦手な人とか、どうしてもやりたくない人はともかく、なるべく「話が通じない相手との対話を諦めない」という態度を持ちたいですね、という話です。