石橋秀仁(zerobase)書き散らす

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そもそも猪瀬が辞める必要などなかったのだ

そもそも都議選は必要なく、猪瀬は辞める必要がなかった。ぼくは都議会で猪瀬追求が始まったときから一貫して冷淡に事態を観察していた。都議会批判の発言もしてきた。

(以下「第11回 Code for Japanウイークリーもくもく会」より転載)

都議会における「猪瀬5千万円疑惑」追求の記録は、のちのち詳細に分析されるべきかもしれません。そこにテクノロジーができることはあるかもしれません。

都議会の一委員会で疑惑追及が始まった時から「おいおいそんなの議会の仕事かよ」「追及してる議員、ただのパフォーマンスだろ、立法という本分に立ち返りやがれ」と思ってました。「あんなの司法に任せりゃよかったのだ」と今でも思っていますし。その意味で、少なくとも議会の追求によって猪瀬知事が辞める事態は、一都民として承服しかねます。

端的に言って「議会の暴走」と考えています。

今後の展開で、もし検察が立件できなかった場合や、あるいは裁判になっても無罪判決が出た場合には、「猪瀬を辞めさせた責任」の追求が必要だと思っています。

これに似た話があります。陸山会事件で、小沢一郎本人は無罪判決が確定しました。しかし、民主党が政権を獲る国政選挙の前に、特捜検察が国策捜査をして、それにより小沢政権ならぬ鳩山政権が誕生した。これは特捜検察の暴走であり、民主制の冒涜です。

猪瀬辞任へ至る議会プロセスは「議会の暴走」である可能性があり、それについて市民・ジャーナリストが十分に検証できるような情報公開が必要だと考えています。そこでどんなhackができるか興味あります。

ぼくはいまだに猪瀬支持であり、彼が四年以内に行われる都知事選に出馬するならば支持するかもしれない。ほかにもっとよい候補者がいなければ。