次からソフトウェア開発を委託するときには半日ワークショップでペアプロやコードレビューやってから見積・発注としたい
結局、「プログラマーの腕」って、実際にやってみないと分からない部分がある。GitHub見れば多少は分かるかもしれないけど、それは作品であって仕事ではない。仕事、言い換えればサービスの品質を問題にしてる。
具体的に期待するのは、発注側としてこちらが期待するソースコード品質とか、DVCSやpull requestを使った非同期的な仕事の進め方の相性とか、コミュニケーションしやすさだ。これは実際にやってみないと分からない。GitHubでは分からない。
このような契約前のワークショップは、受注側にとってもメリットはあるはず。見積もり精度を上げることになるから。(ぼくも受託経験者なので、受託側の立場として、こういうのをやりたいと思う)
なので仕事を引き受ける気が多少ある人には、半日くらいのワークショップにはつきあって欲しいと思う。(もちろん予算規模次第なのは理解してる)
なお、ワークショップにはGitHubのpublic repositoryを使いたい。公開で。べつに隠す必要ないし。ポートフォリオやレジュメとしても使えるでしょうから、失注してもタダで終わらないために。
もちろん、プロジェクトの規模によっては、契約前ワークショップに必要な工数も半日では足りなくなる。丸3日営業日だったりするかもしれない。そうなってくると、費用面の相談も必要になってくるかもしれない。
(大きな組織の大きなプロジェクトなら、数週間くらいやったほうがいいかもしれないけど、とりあえずここで述べたのはぜんぶ自分の話)
ハッカソンなどで共同作業するのがいちばんいい。費用のことは考えなくていい。
ということは、こういう契約前ワークショップの題材として、意味のあるものを作ればいいのでは? Code for Japan や LODチャレンジ や Mashup Awards などに関連付けて。
さらに逆に考えると、IT発注担当者としてこういう場所に出向くのは、ぼくにとっては意味があることだ。というかふだんから出向いてるんだけど、新たな意味を付け加えることが出来た。