言葉の印象:「受託」「オーダーメイド」
言葉の印象。なるほど。
言葉ひとつで与える印象はこんなに違う
「オーダーメイド」と聞いて私が思い浮かべるイメージは、「高いけど物はよさそう」というものです。「よい物が欲しいから高いけど奮発しちゃえ」ってな感じ。もちろんそれを手がけてくれる職人さんに対して、「下請け」といったようなイメージはありません。パートナー的なものが近い。
これが「受託」という言葉に変わった途端、「ゼネコン体質と同じだから3Kうんぬん」とか「下請けキビシー」なんて話になっちゃうんだから不思議なものです。前に名刺デザインを手がけたときに、その会社のうたい文句が「オーダーメイドソフトウェア」だったことがありました。珍しい言葉だなと当時は思ったものでしたが、今にしてみれば「オーダーメイド」で作ることに誇りをもつ職人さんを表現していたものだったのかなぁ……なんてことを思います。
なんかはやりすたりなのか、「受託開発」という仕事が実際よりも低く見られてる感がしてしまう今日このごろ。目の前の「その人(組織)」のために作る仕事って、たしかな「届いてる」感があって、それはそれで実に楽しいものなんですけどねー。